長万部町内の緑と樹を守り、育てているNPO法人。 20年以上前に作られたこの会は、現在、正会員30名、賛助会員約150名。出来る限り緑を増やそうと、 毎年長万部公園での植樹を行ったり、大峯のぶなの巨木の一帯などの山や樹を管理、環境を保全しています。 緑と樹を愛する会の顧問である丹野さんは、63年前に大峯を開拓した山梨開拓団のリーダー。

当時22歳の若さで、開拓団の仲間計8名で大峯に入り、炭焼きを行いながら長万部での生活をスタート。樹を守ると同時に、樹と同じように長万部の歴史を見つめてきました。

ぶなの木が、ここまで大きく太く、長い間残っているのは大変貴重だといいます。
この巨木も内部は大分弱ってきているだろうと推測されるのですが、外側に何本もの根を張り、養分を吸い上げ強い生命力で生きています。
根元の隙間部分にはテンの様な足跡も(住みかになっているのかもしれません)。

野鳥の子育て風景などもとってもほほえましく、私たちが学ばされることが一杯です。
数年前には、除伐した木を使って木のおもちゃや作品を作り、町内の学校の文化祭に展示したり、3,000本の杖を作って老人会へ寄付をするなどの活動も行っていた他、
現在も国道37号線沿い静狩付近のエゾカンゾウの群生地の笹を刈り、
素晴らしい花々が美しく咲くよう生育環境を整えたり、
端午の節句の頃には、道路沿いに、鯉のぼりをずらっとたなびかせたりと、
ドライブ中の人々の目を楽しませる様な活動も行っています。

二股らぢうむ温泉手前、大峯にあるぶなの巨木は、幹周4m以上の巨木。
どっしりとした存在感。「おれは生きているんだ!」という雰囲気が伝わる生命力に満ちたこの木は、
数百年の歳月を風雪に耐え、生き続けてきました。

少しでも山に親しんでもらって自然の素晴らしさ、生命力を感じてほしい。木は嘘をつかない正直なものです。 「経済優先の世の中で、様々な問題や事件等が増えていますが、少しでも山に親しんでもらって山の空気を吸い、景色を見てもらいたい。山の中で寝っ転がって空をみると本当に幸せな気分になれる」と丹野さん。

NPO長万部町緑と樹を愛する会

住所:山越郡長万部町字平里
電話番号:01377-2-6634